YZF-R7にクイックシフターを取り付け
ZX-6Rは純正状態でクイックシフターが付いていて、その便利さに慣れてしまっていたのでYZF-R7にも取り付けすることにしました。ZX-6Rはライドバイワイヤなので電子的なものですが、YZF-R7は通常のワイヤーアクセルなので恐らく点火カットなどの少々アナログな方式でしょうか。
安心の純正パーツ。装着カプラーもすでに車両に準備されているので、そこにカプラーを繋ぐだけの簡単なお仕事。
サイドカウルの上にあるカバーを外す
サイドカウルのカバーをアッパー側の黒いカウルから外します。次に手前側のマットブラックのカウルを外す。六角レンチを多用するのでご準備ください。半分くらいはクリップなので、クリップの真ん中の小さな丸を押し込んで外してしまいましょう。
純正のシフトペダルのシャフトを外す
ロックナットを緩めてからシャフトを回すと外れます。
エンジン側のリンク部分のキャップボルトを外す。ネジロックが塗布されているので少し固いです。
画像のキャップボルトを外す。他がしっかりと止まっているのでオイル漏れしないが丁寧に外したほうが良い気がする。
YZF-R7にクイックシフターを組み込んでいく
クイックシフターの心臓部。この画像のパーツは全て同梱部品です。画像の順番で組み込んでいきます。
リンクパーツゴムブーツ、ナットは先に組んでしまった方が楽
リンクパーツを組んでから本体にねじ込みます。タイラップで止める箇所は反対側のタイラップから45mmの位置とマニュアルで指示されています。
ケーブルには前もって保護材が巻かれていますが、その保護材につける車体との固定用タイラップの位置も、先程締めたタイラップから130mmと指示されています。
クイックシフター本体に組むこのナットは純正のナットを使います。確か逆ネジだったかな。ロックナットを入れてから付属のシャフトをねじ込みます。
ステップ側の画像のナットも元のナットを流用です。
エンジンのキャップボルトに付属のパーツを共締めします。これはクイックシフターのケーブルを固定するための台座です。
クイックシフターから出ているケーブルのカプラーを車体側に用意されているカプラーに差し込みます。車体側のカプラーはダミーカプラーに差し込む形で準備されています。特にサイドカウルを外す指示はないのですが、ボルトを外してカウルをずらせるようにした方が絶対楽。ダミーカプラーの位置が狭いです。
サイドカウルを通ってきたクイックシフターのケーブルはもともとケーブルを纏めているクリップを外して共締めして固定します。通す場所は何となくマニュアルに書かれていますが正解はわかりません。ケーブルに無理なストレスが掛からなければOKだと思います。
クイックシフターの取り付けをバイクに認識させる
案外と苦労したのですが、取り付け後にクイックシフターの存在をバイクに認識させる必要があります。
シフトペダルをシフトアップの状態にして固定
イグニッションをオンにし、10秒間そのままの状態を維持する
10秒経ったらシフトペダルを通常の状態に戻す
これでクイックシフターをバイクが認識するのですが、何度かやっても上手くいきませんでした。
乗った状態で足でペダルを操作していたのですが、これがどうもいけなかったようです。
降りた状態で、手を使ってシフトペダルをシフトアップで固定して上記の儀式を行ったところ無事認識しました。足の力では儀式には力が足りず認識してくれなかったように思います。たまたまかも知れませんが。
メーターに無事QSのインジケーターが灯り取り付け完了。
慣らし運転が終わるまでは使いませんが、これでクイックシフターが使用可能となっています。
何度かバイクに乗ったらナットに緩みが無いかチェックしましょうね。
これでYZF-R7のクイックシフターの取り付け作業を完了します。工具さえあればそれほど難しい作業ではないのでチャレンジされてみてはいかがでしょうか。
YZF-R7にクイックシフターを付けてみて
2022/11/22追記
YZF-R7はライドバイワイヤ方式ではなく、通常のアクセルワイヤーでアクセル開度を認識しています。前車のZX-6Rは電子制御方式のアクセルだったのでクイックシフターも凄くスムーズでしたが、YZF-R7(たぶん点火カット系?)の場合はスムーズとは言い難いです。
特に低回転でもシフトアップは衝撃もあるので、4000回点以上回した状態でしっかりとアクセルを開けたままシフトアップしたほうが良さそうです。
YZF-R7のクラッチはものすごく軽いのであまりクイックシフターに頼らなくてもいいと思いますね。
ご参考までに
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